XYZ郎の狂人日記

一応、このブログのジャンルは農業なので、再び植物ネタを投入。

今日も市場に行ってみると、ばあ様が生の榛（はしばみ）の実を
売っていた!!　今が旬で生でそのまま食べるという。
アーモンドやカシューナッツと並び「世界三大ナッツ」と言われているらしいが
アーモンド、カシューナッツ、ピスタチオナッツが三大ナッツと思っていた。
（ピーナッツはマメ科草本植物なのでナッツ、木の実に含まれないという）

ハシバミ（Corylus heterophylla var. thunbergii）はブナ目カバノキ科ハシバミ属の植物。
同じ属にセイヨウハシバミ（C. avellana）があり、ヘーゼルナッツとして
主に流通しているのは同属異種のセイヨウハシバミ（C. avellana）の方。

しかし、この前に書いたマタタビ属異種のActinidia chinensisもA. deliciosaも
キウイフルーツとして流通しているのだから、ハシバミ（C. heterophylla）を
ヘーゼルナッツと言ってもよかろうもん。

買う前にばあ様が半欠けほど試食させてくれたのだが、生どんぐり
を食べた時のようなえぐみや渋みはなく、ほのかに甘みがあって
美味しかった。しいて言えば、生のクルミに近い感じ。
昔、屋台で炒った「シイの実」を売っていたのを食べたことがあったが
あれよりはかなり食べやすい。
生で食べる場合、これは漢方薬的な位置づけで、胃など消化器官に
良い作用があるという。

難点は（生で）食べるときに殻を剥くのが大変なことくらい。
若い生果実なので殻は柔らかいはずなのだけど、それでも包丁で
半分に割るのもけっこう力を必要とする。
逆に炒った方が殻に亀裂が入ってくるので割りやすいという。

今までハシバミ/ヘーゼルナッツなんてヘーゼルナッツ・チョコレートか
ヌテラのヘーゼルナッツクリームくらいでしか食べたことはなかった。