2022年08月13日
シナサルナシ(その2)


今朝、市場に行くと、またシナサルナシ(Actinidia chinensis)を
売っていたので買って帰った。
画像の小さくて緑色の果物がそれ。
孫悟空の横も同じシナサルナシなのだが品種が違う。
(品種が違うので大きさも果肉の色も違う)
が、品種名は知らない。
店頭に並んでいるのを見た時、最初はピクルス用の小さいキュウリを
売っているのかと思った。
小さいシナサルナシは、最近ミニキウイフルーツという名で都市部
のスーパーなどで販売していることもあるらしいのだが、果皮が
薄く傷つきやすいので日持ちせず、流通が難しいみたい。
果皮が薄いので(皮をむかずに)そのまま食する。
日持ちしない果物といえば、母方の祖母が栽培していたイチジクもそうだった。
今、市場に流通している主流の(緑色で口の開かない)品種と違い、
緑に紫色が入った薄い果皮のローカル品種で果実も大型だけど
熟すると裂果してすぐ痛む。特に雨にあたると一発で痛む。
それに口が大きく開くので、そこから匂いにつれられてショウジョウバエ、
アリやカナブン(甲虫)もよく入る。無農薬だし。
(令和ならそんなの出荷したら「虫が入っていた」でクレームがくる)
祖母は朝市でその日に採れたイチジクのみを売っていた。
売れ残ったイチジクや収穫のタイミングが合わず口が開きすぎた
イチジクは私たちが食べるか、ジャムに加工していた。
果物はよく腐る寸前のものがうまい、とか言う人がいるけど
あれは腐る寸前というのではなく、過熟した果実を指している。
イチジクも熟して口がパカッとMAXに開いた果実は本当においしい。
今でも一番好きな果物はイチジク!
一方、父親の実家もミカン農家で市場に出せない低品質のミカンは
家族で消費していた。
その影響で私の好きなミカンは、浮皮で皮の剥きやすくなったものとか、
水分が抜けて少し果肉がスポンジ状になったミカン、通常は市場に
流通しない低品質のミカンを好むようになった。
浮皮のミカンが「おいしい」か?と聞かれれば、返答に窮する。
水分が少し抜けて果肉がスポンジ状になり、砂じょうが舌の上で
パラパラとほぐれる、ミカンの食感が好きなんだよ。
「食べ物のし好は、性癖のようなもの」としか言えない。
食欲と性欲はリンクしている
2022年05月25日
中国梨/鴨梨(ヤーリー)

一応、このブログのもう一つのジャンルは「農業」なので
農業ネタ
知り合いから中国梨とリンゴをもらった。
中国梨といっても中国産の梨ではない。
中国梨(Pyrus ussuriensis var. culta)は、ホクシヤマナシ
(シベリアナシ、Pyrus ussuriensis var. ussuriensis)から
中国で種間交配により作出された栽培変種。
明治時代に日本に導入されたらしいがメジャーにはならなかった。
一般的に果樹として栽培される梨は、3つの属に分類される。
・和梨/日本梨 P. pyrifolia var. culta (品種:菊水、二十世紀、新高、幸水、豊水、秋月など)
・西洋梨 P. communis(品種:ラ・フランス、ル・レクチエ、バートレットなど)
・中国梨 P. ussuriensis(品種:千両梨、慈梨(ツーリー)、鴨梨(ヤーリー)など)
中国梨はたまに福岡のスーパーでも北海道産千両梨が販売されているが
いただいたのは鴨梨(ヤーリー)という品種。果実は
画像のように洋ナシ形ではなく、日本梨のように球形でもなく、
独特の形をしている。
リンゴと一緒にもらったのは、梨と一緒にビニール袋に
入れて密封、リンゴから分泌されるエチレンガスで追熟してね、
ということらしい。
西洋梨もそうだが、この追熟の良し悪しで味が天と地ほどに
変わってしまう。
一般に梨栽培は、冬季に一定の寒気が必要&日照時間が
花芽形成を誘引する植物ホルモンの分泌に大きく影響されるため、
熱帯地域での栽培は難しいといわれているが、与論島の民家の
庭先に中国梨が結実しているのを見たことがある。
なので中国梨なら奄美群島でも栽培できるかも知れないが
二十世紀(青ナシ)や秋月(赤ナシ)、追熟が大成功した
バートレット(西洋梨)と比較してあまり美味しい梨ではない。
(個人的感想です。)
2021年07月23日
葉タバコ
一応、ブログのジャンルは「農業」なので
農業の話。
大分県の葉タバコ農家さんを訪問させていただいた。


今まで高知県、鹿児島県(沖永良部、指宿、出水)の
葉タバコ農家さんを訪問したことはあったが大分は初めて。
今の時代、タバコを吸う人も少なくなり、栽培者さんも
昔に比べてかなり少なくなったと聞くが、大分で葉タバコが
こんなに栽培されていたとは知らなかった。
土壌くん蒸(昔の臭化メチルからクロルピクリン)の話とか
葉タバコの香り(チョコレートの香り)について、
色々と聞かせていただいた。
葉タバコは今が収穫期の一番忙しい時期
時間を割いて、話をしてくださった農家さんに感謝
しかし、乾燥室の見学までさせてもらってテンションあがってしまい
(葉タバコ栽培には関係ないが)大分にも
(鹿児島の煙草神のような)タバコ栽培にまつわる神様は
いらっしゃるのか?という質問を聞き逃してしまう凹
下の画像は指宿の「煙草神」

今はタバコは健康に害があるとか忌み嫌われているが
元々は北米インディアンが神事に用いていた薬用植物
タバコは神々と交信するためのツール、神聖な植物なんだよ
紫煙をくゆらせてこそ、意味がある。
アイ○スとか、電子タバコを吸うのは「神に対する冒涜」
とみなされる。
それならニコチンパッチでも張っておけよ、と思う。

農業の話。
大分県の葉タバコ農家さんを訪問させていただいた。


今まで高知県、鹿児島県(沖永良部、指宿、出水)の
葉タバコ農家さんを訪問したことはあったが大分は初めて。
今の時代、タバコを吸う人も少なくなり、栽培者さんも
昔に比べてかなり少なくなったと聞くが、大分で葉タバコが
こんなに栽培されていたとは知らなかった。
土壌くん蒸(昔の臭化メチルからクロルピクリン)の話とか
葉タバコの香り(チョコレートの香り)について、
色々と聞かせていただいた。
葉タバコは今が収穫期の一番忙しい時期
時間を割いて、話をしてくださった農家さんに感謝
しかし、乾燥室の見学までさせてもらってテンションあがってしまい
(葉タバコ栽培には関係ないが)大分にも
(鹿児島の煙草神のような)タバコ栽培にまつわる神様は
いらっしゃるのか?という質問を聞き逃してしまう凹
下の画像は指宿の「煙草神」

今はタバコは健康に害があるとか忌み嫌われているが
元々は北米インディアンが神事に用いていた薬用植物
タバコは神々と交信するためのツール、神聖な植物なんだよ
紫煙をくゆらせてこそ、意味がある。
アイ○スとか、電子タバコを吸うのは「神に対する冒涜」
とみなされる。
それならニコチンパッチでも張っておけよ、と思う。

2020年07月25日
藁の馬

農業センターで開催されている古農具展を見に行ってきたのだが
その中に草鞋などと一緒に藁でできた馬が展示されていた。
以前、山口県内の庚申塚に似たような稲わら製の馬が
お供えされていたのを見たことがあった。(下の画像)
(昔は労働力として大切にされていた)牛馬の安全と
五穀豊穣を祈念するために藁製の馬を庚申塚に
お供えするという。

その時はキンカンでできた金玉に
目を奪われてしまったのだが、金玉だけではなく、
陰茎までもちゃんと備えていると、改めて知った。

五穀豊穣&子孫繁栄を祈念するためには藁人形とはいえ
性器の再現は必要不可欠なんだな。
しかも作られるのはオス馬のみ。
夫婦で奉納されている藁人形は見たことがない。
まあ、画像の馬は金玉がないので去勢されてはいるが。
2020年05月17日
ツボクサ



土曜日の午後になにげなくTVを見ていたら、「ドキュメント72時間」の再放送で
「秋田うどん自販機」が放映されていた。
~去年放送し大反響の「秋田うどん自販機」が先月、撤去された。
すると全国から多くの人々が自販機のもとに殺到。
前回放送と撤去までのドキュメントを交えた30分の拡大版!~
とある。
この回は視聴者の人気投票でも年間1位となったというが
見ながら鹿児島県加世田にある、うどん自販機を思い出す。
秋田の港の、海から吹き付ける吹雪の中にポツンとある
うどん自販機だからTV的に絵になるんだよな。
鹿児島のうどん自販機なら、クソ暑い蝉時雨の中、
または、クソ蒸し暑い真夜中なら何か物語が生まれてきそう
上の画像が、その加世田の自販機
で、
一応、このブログのジャンルは農業なので農業の話
嫁の仕事が新型コロナウイルス感染拡大の影響でゼロになり
暇を持て余した嫁は農業の真似事みたいなのを始めたのが
ツボ草の栽培
ツボ草といっても知らない人は全く知らない。
ネットで調べると、100g1000円というけっこうな値で販売されている。
セリ科の植物で学名は、Centella asiatica
薬草として利用され、ハーブ医療の世界ではゴツコラ(Gotu Kola)の名で呼ばれている。
これが近くの公園の斜面に雑草のよう生えている。

植物に詳しい人でも、うっかりするとカキドウシ(シソ科)や
オオチドメグサ(ウコギ科)と間違えそうになるし、
実際、生えている場所もほとんど同じ。
葉柄が地際部から伸びている(ツボ草)、ランナーから葉柄が伸びている(その他)
葉の表面に微毛なし(ツボ草)、葉の表または裏面に微毛あり(その他)
ツボ草の葉をつぶすと、セリ科独特の匂いがする。(これが一番わかりやすい)
分かりにくいけど、下の2枚画像、いずれも画像下側がツボ草で上側がチドメグサ


昨日も嫁に付き合って公園に行ったのだが
私はツボ草より、モミジの木の下に実生のモミジがいっぱい生えていて
こっちの方にとりつかれた。

2019年07月06日
カワサキ製ロボット
一応、このブログのジャンルはバイクもあるので
バイク関係のネタ
日本バイク界の4大メーカーは
ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ
私が今の乗っているバイクはヤマハだけど、
ブランドとして絶対の信頼を置いているのはホンダ
でも一番大好きなのはカワサキ
で、
産業用ロボットメーカーの世界4強は
ファナック – FANUC(日本)
安川電機 – Yaskawa(日本@北九州市!!)
ABB(スイス)
KUKA(ドイツ)
しかしサウスオーストラリア州のオレンジの集荷場には
カワサキ製のロボットがいた!!
(まあ、ライムグリーン&人型ロボットではないですが、、、
産業用なんで)


このロボットのお仕事はベルトコンベアで流れてきた
オレンジの箱をロット、玉サイズ等を瞬時に見分けて
パレットごとにに積み上げていく
人間がやるのに比べて、
確実にきれいに早くパレタイズしてくれる。
バイク関係のネタ
日本バイク界の4大メーカーは
ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキ
私が今の乗っているバイクはヤマハだけど、
ブランドとして絶対の信頼を置いているのはホンダ
でも一番大好きなのはカワサキ
で、
産業用ロボットメーカーの世界4強は
ファナック – FANUC(日本)
安川電機 – Yaskawa(日本@北九州市!!)
ABB(スイス)
KUKA(ドイツ)
しかしサウスオーストラリア州のオレンジの集荷場には
カワサキ製のロボットがいた!!
(まあ、ライムグリーン&人型ロボットではないですが、、、
産業用なんで)


このロボットのお仕事はベルトコンベアで流れてきた
オレンジの箱をロット、玉サイズ等を瞬時に見分けて
パレットごとにに積み上げていく
人間がやるのに比べて、
確実にきれいに早くパレタイズしてくれる。
タグ :川崎製産業ロボット
2019年05月04日
イチゴ狩り

GW、イチゴ狩りに行ってきた。
食べ放題&時間無制限で大人1300円なり
めちゃめちゃ混んでいた高速道路とは対照的にイチゴ園は
人もまばらだった。
嫁も娘も朝食を抜き、イチゴを食べまくる。
たぶん一年分のイチゴは食べた。


イチゴはロックウールで水耕栽培されていて、どういう理由か知らないが
ハウスごとに、または栽培されている品種によって、受粉にマルハナバチと
セイヨウミツバチを使い分けていた。


セイヨウミツバチの巣箱は半開放型でハウスの中にも外にもハチが
行き来できるようになっていたのだが巣箱の下に大量のハチの死骸が
落ちていたのが気になったし、実際、受粉が上手くいっていなくて
いびつに偽果が生長したものも目立った。


結実しているイチゴを洗わずに直に食べるので使用されている農薬も生物系のみ。
画像のスワルスキーカブリダニ、スパイデックス&スパイカルを散布していたけど
それでもイチゴの葉にはハダニの食痕が目立っていたし、
よく観察すると花の中にはアザミウマが隠れていた。

肝心のイチゴの味ですが、、、やはり野菜類は露地栽培が一番おいしい
ことを再認識した。
色も形もきれいなのだけど、味にコクがないというか、
水耕栽培はどうしても味が水っぽくなっているように感じる。
ちゃんとお日様を浴びて育ち、旬の時期に食べるものが一番おいしい。
2018年09月27日
ヘベズ

日曜日、バイクに乗って図書館に行く途中、
金生町でヘベズ男に遭遇し、あわててUターンして
写真を撮らせてもらう。
ヘベズ男はヘベズを配りながらPRをしているのだが
配っている果実が(症状は軽微だけど)
カンキツかいよう病(Xanthomonas citri subsp. citri)の
り病果というのはどうなんだろう
たぶん、売り物にならない果実を(捨てるよりはマシと)
無料で配っているのだろう
ただでヘベズ(2個も)もらっておきながら
私はヘベズ男に病気のことを言えなかった。
というのも私の父の実家はミカン農家だったので
生産者さんの気持ちは理解できる。
ミカン農家の子供(父や私)は売り物ならない傷果
や着色不良果などをディスポーザーのように
食わされていたので嗜好もそれにシンクロしてしまい、
大人になった今は浮き皮の、若干水分が抜けた
スカスカの食感の温州ミカンが好物になってしまった。
浮き皮だと皮も剥きやすいし、、、。
そんなことを思い出しながら、、、
「ヘベズ、大好きです。」
「果汁にグラニュー糖(白砂糖ではない)を加え、
炭酸水で割ってレモネードを作るとおいしいよね。」
などと上っ面ばかりの薄い会話をヘベス男と交わし、
手渡されたヘベスについて
本音を伝えることができなかった。
レモネードの作り方について、ヘベズ男(生産者)は
「そこはグラニュー糖ではなく、コーンシロップだろ?」
「東京ではコーンシロップを使っている。」
などとレスしてきたが私は同意できなかった。
つか、心の中で声を大にして反論した。
東京で使っていたら、偉いのか?
グラニュー糖(ショ糖)とコーンシロップ(ブドウ糖)では
根本的に違うだろ?
グラニュー糖でためしてガッテン、と。
答えはやってみなくちゃ分からない、大科学実験で、と。
ちな、ヘベズとは
またはヘベス(平兵衛酢、学名:不明)はミカン科ミカン属の
常緑低木の柑橘類で香酸柑橘類の一種。
果皮(外果皮&内果皮)が薄いため、
乾燥に弱く長期保存に向かないが
果汁が豊富で皮が薄いぶん搾汁率が非常に良い。
と、ヘベス男に代わってPRしておく。
2018年04月21日
タバコ
花は霧島 タバコは国分 燃えて上がるは オハラハー 桜島
おはら節の1番に歌われているように
タバコは昔から鹿児島の重要な農産物だった。
奄美大島は知らないけど、沖永良部島では
よくタバコ畑を見かけた。
たしが煙管がご神体の煙草神社も鹿児島にあったはず。
喫煙者の減少によって、伝統を誇る鹿児島のタバコ農業が
減少傾向にあるという。
私は喫煙者じゃないけど、タバコを吸う薩摩隼人は
桜島の噴煙のようにもうもうとタバコをふかしてほしい。
どんどん吸って、どんどん消費して、鹿児島のタバコ農家を
アシストしてほしい。
税収も増えるし。
アイコス?なにあれ?
あんなん水蒸気を吸っているようなもんじゃん。
まずは一服、タバコに火をつけプカぁ~っと
紫煙をくゆらすのが正統派
まあ、私は喫煙者じゃないけど(2度目)
で
出水市に行ったら国道3号線沿いにタバコ畑が広がっていた。
ちょうど葉かき作業中に写真を撮らさせてもらう。
この光景も数年後には見られなくなるかもな


おはら節の1番に歌われているように
タバコは昔から鹿児島の重要な農産物だった。
奄美大島は知らないけど、沖永良部島では
よくタバコ畑を見かけた。
たしが煙管がご神体の煙草神社も鹿児島にあったはず。
喫煙者の減少によって、伝統を誇る鹿児島のタバコ農業が
減少傾向にあるという。
私は喫煙者じゃないけど、タバコを吸う薩摩隼人は
桜島の噴煙のようにもうもうとタバコをふかしてほしい。
どんどん吸って、どんどん消費して、鹿児島のタバコ農家を
アシストしてほしい。
税収も増えるし。
アイコス?なにあれ?
あんなん水蒸気を吸っているようなもんじゃん。
まずは一服、タバコに火をつけプカぁ~っと
紫煙をくゆらすのが正統派
まあ、私は喫煙者じゃないけど(2度目)
で
出水市に行ったら国道3号線沿いにタバコ畑が広がっていた。
ちょうど葉かき作業中に写真を撮らさせてもらう。
この光景も数年後には見られなくなるかもな


2018年04月19日
マンゴウ
仕事帰りにドン・キ〇ーテでひと房97円の激安バナナを
買って帰ったのだがこれが超まずい。
食べ物には不平不満を言わず、
なんでもありがたくいただくことをモットーにしているのだが
そんな私でも思わず声に出して「まずい!」と言いたくなる。
ここ最近食べた果物の中で一番のまずさ
なんつーか、
バナナなのに魚肉ソーセージっぽい食感で味が薄い。
あまり甘くなく、香りもしない。
なにも味付けや加工してない、ただのバナナなのに
こんなにまずいなんて不自然すぎる。
若かりし頃、仕事でバナナを扱う機会があったけど
あの頃に食べた住フルの青箱バナナ(フィリピン産)や
台湾バナナは美味しかった。
果物って、価格の高低が露骨に味に反映されるよな
安くて旨い食べ物は沢山あるが
安くておいしい果物に出会ったことはない。
安い果物はそれ相応の味しかしない。
で、
ちょっと早いけど母の日にマンゴウを買って贈ろうと思い
生産者さんのところに完熟マンゴウを買いに行ったのだが
売れ切れだった。凹
マンゴウなんて熱帯の自然環境では房なりに結実して
しかも、その1個1個の果実が大きく育っているのに
ハウスで加温して、一つの樹に3~4個しか結実させない
しかもそれが完熟して自然落果したもののみ出荷とか、
(どおくまんプロの漫画のように)目玉が飛び出るくらい高い
でも高いマンゴウは美味しい。


買って帰ったのだがこれが超まずい。
食べ物には不平不満を言わず、
なんでもありがたくいただくことをモットーにしているのだが
そんな私でも思わず声に出して「まずい!」と言いたくなる。
ここ最近食べた果物の中で一番のまずさ
なんつーか、
バナナなのに魚肉ソーセージっぽい食感で味が薄い。
あまり甘くなく、香りもしない。
なにも味付けや加工してない、ただのバナナなのに
こんなにまずいなんて不自然すぎる。
若かりし頃、仕事でバナナを扱う機会があったけど
あの頃に食べた住フルの青箱バナナ(フィリピン産)や
台湾バナナは美味しかった。
果物って、価格の高低が露骨に味に反映されるよな
安くて旨い食べ物は沢山あるが
安くておいしい果物に出会ったことはない。
安い果物はそれ相応の味しかしない。
で、
ちょっと早いけど母の日にマンゴウを買って贈ろうと思い
生産者さんのところに完熟マンゴウを買いに行ったのだが
売れ切れだった。凹
マンゴウなんて熱帯の自然環境では房なりに結実して
しかも、その1個1個の果実が大きく育っているのに
ハウスで加温して、一つの樹に3~4個しか結実させない
しかもそれが完熟して自然落果したもののみ出荷とか、
(どおくまんプロの漫画のように)目玉が飛び出るくらい高い
でも高いマンゴウは美味しい。


2017年08月06日
馬塚
昨夜は嫁と二人で北九州市最大の夏祭り、「わっしょい百万石夏祭り」に行ってきた。
本来は8月5日6日の二日間で開催されるお祭りなんだけど、台風接近の影響で
翌6日のイベントはすべてキャンセルなってしまった。
それで夜店の、特に食べ物屋関係のお店はお祭りの終盤は
ほとんど投げ売りというか、価格を下げて販売していた。
ケバブの屋台はトルコ人(クルド人?)のお兄さんが販売していて、本物感を
醸し出していたのに対し、トルコアイスの夜店は普通に日本人のおじさんが
販売していた。
しかもトルコアイスって、棒でびよーんと伸ばしたり、コーンにくっつけるという
パフォーマンスも含めての売り、それがトルコアイスの様式美のはずなのに
おじさんは注文を受けると普通に保冷機の中のアイスをディッシャーで丸くすくい、
ガシャッとコーンにのせて差し出すという光景を目の当たりして軽く衝撃をうける。
トルコアイスをディスっているよな。
で、
昨日の昼間は皿倉山に行ってきた。
そこで見つけたのが画像の馬塚
太平洋戦争で犠牲となった軍馬の墓標
裏には「昭和19年9月15日戦死」と刻まれてあった。

下の画像は屋久島の鳥獣供養碑
これは新しくて昭和59年建立、右隣の淡褐色の小さい石碑は古い鳥獣供養碑
おいしいお肉が食べられることを感謝しつつ、合掌

本来は8月5日6日の二日間で開催されるお祭りなんだけど、台風接近の影響で
翌6日のイベントはすべてキャンセルなってしまった。
それで夜店の、特に食べ物屋関係のお店はお祭りの終盤は
ほとんど投げ売りというか、価格を下げて販売していた。
ケバブの屋台はトルコ人(クルド人?)のお兄さんが販売していて、本物感を
醸し出していたのに対し、トルコアイスの夜店は普通に日本人のおじさんが
販売していた。
しかもトルコアイスって、棒でびよーんと伸ばしたり、コーンにくっつけるという
パフォーマンスも含めての売り、それがトルコアイスの様式美のはずなのに
おじさんは注文を受けると普通に保冷機の中のアイスをディッシャーで丸くすくい、
ガシャッとコーンにのせて差し出すという光景を目の当たりして軽く衝撃をうける。
トルコアイスをディスっているよな。
で、
昨日の昼間は皿倉山に行ってきた。
そこで見つけたのが画像の馬塚
太平洋戦争で犠牲となった軍馬の墓標
裏には「昭和19年9月15日戦死」と刻まれてあった。

下の画像は屋久島の鳥獣供養碑
これは新しくて昭和59年建立、右隣の淡褐色の小さい石碑は古い鳥獣供養碑
おいしいお肉が食べられることを感謝しつつ、合掌

2017年07月16日
ブラックベリーの収穫

趣味で育てているブラックベリーが収穫時期を迎えた。
梅雨前は下の画像のような花をたくさんつけた状態だったのが
今は(桑の実に似た)赤や黒い果実がふさなり状態
緑→赤→黒の段階で成熟していく
果実が黒色になったら収穫時期なんだけど、
果実を無理やり引きちぎるのではなく
果実を軽く引くと花托からポロっと外れるのが完熟状態
正直、あまり美味しい果物ではない。
果汁たっぷりだけど基本、酸っぱい
なので生食することはなく、完熟した果実を少しづつ集めて冷凍し
まとまった量になったらジャムに加工する。

2017年06月26日
モンステラの果実
今夜、たまたま小笠原村の農業関係者と飲む機会があり
マンゴウやパッションフルーツの管理方法など話で盛り上がったのだが
次の熱帯果実で何が有望なのか?という話題で小笠原で栽培している
モンステラの話題になった。
モンステラ属(Monstera)はサトイモ科の属の一つ
観葉植物として需要があることは知っていたが
恥ずかしながら果実を食用にするとは今日まで知らなかった。
パイナップルとバナナを混ぜたような味らしいな、
食べたことはないけど、、、。
モンステラの実が食えるなら、同じサトイモ科のクワズイモの果実も
なんか系統の違う個体や変異種で食えるヤツがあるのではないかい?
それよか小笠原ではパッションフルーツの株を毎年更新していると
話しているのを聞き、驚愕する。
奄美では確か2年更新ではなかったか?
ウイルス病対策ではなく、重要視しているのは疫病とのことらしい。
その他、品種、栽培・管理方法について、昆虫、奄美のタマムシやら
クワガタムシなどとのネタをお酒を飲みながら、ぐだぐだと話して、、、
2次会に女の子のいる店に飲みに行こうと誘われたのだけど
それは丁寧にお断りして、たったいま帰宅したところ。
今夜のお酒は本当に楽しかった。
酔っぱらっているので文章ぐだぐた
モンステラの果実の画像は持ち合わせていないので
市場で売っているコケの画像

マンゴウやパッションフルーツの管理方法など話で盛り上がったのだが
次の熱帯果実で何が有望なのか?という話題で小笠原で栽培している
モンステラの話題になった。
モンステラ属(Monstera)はサトイモ科の属の一つ
観葉植物として需要があることは知っていたが
恥ずかしながら果実を食用にするとは今日まで知らなかった。
パイナップルとバナナを混ぜたような味らしいな、
食べたことはないけど、、、。
モンステラの実が食えるなら、同じサトイモ科のクワズイモの果実も
なんか系統の違う個体や変異種で食えるヤツがあるのではないかい?
それよか小笠原ではパッションフルーツの株を毎年更新していると
話しているのを聞き、驚愕する。
奄美では確か2年更新ではなかったか?
ウイルス病対策ではなく、重要視しているのは疫病とのことらしい。
その他、品種、栽培・管理方法について、昆虫、奄美のタマムシやら
クワガタムシなどとのネタをお酒を飲みながら、ぐだぐだと話して、、、
2次会に女の子のいる店に飲みに行こうと誘われたのだけど
それは丁寧にお断りして、たったいま帰宅したところ。
今夜のお酒は本当に楽しかった。
酔っぱらっているので文章ぐだぐた
モンステラの果実の画像は持ち合わせていないので
市場で売っているコケの画像

2017年05月10日
摘果マンゴウ
友人から小型マンゴウ(しかし完熟のヤツ)をもらった。
正直、私は摘果マンゴウの方が好き。
開花期にジベレリン処理で不稔性にして、結実した果実を全部小型化
しかし鈴なり状態することは可能なのだろうか?
不稔性にすることにより種も薄くなり可食部が増えるのかな?
で
もらったマンゴウをささっと水で洗って、まるごと食べる。
ちょうどヘビが卵を丸呑みするような感じで、そのまま口に放り込み
皮まで食べて、種だけ吐き出す。
そう、気分はニワトリの卵を丸呑みする青大将
つか、完熟マンゴウは皮の真下部分が一番おいしいと思う。
嫁からは「皮まで食べるのか?」と馬鹿にされるのだが
皮を食べたら悪いのか、まあ行儀作法として正しくはないと思うが
家の中で食べているのだから自分の好きなように食べさせてよ
スモモもブドウも皮ごと食べるし、、、、
子供の頃、スイカを食べていて、種を吐き出すのが面倒くさいので
種までガジガジ噛んで食べていたら、母親からすごく怒られたことを
なぜか思い出した、、、凹
マンゴウは全部食べてしまったので画像はない
代わりにトレードフェアの時のミニチュア・ヒヤシンス
正直、私は摘果マンゴウの方が好き。
開花期にジベレリン処理で不稔性にして、結実した果実を全部小型化
しかし鈴なり状態することは可能なのだろうか?
不稔性にすることにより種も薄くなり可食部が増えるのかな?
で
もらったマンゴウをささっと水で洗って、まるごと食べる。
ちょうどヘビが卵を丸呑みするような感じで、そのまま口に放り込み
皮まで食べて、種だけ吐き出す。
そう、気分はニワトリの卵を丸呑みする青大将
つか、完熟マンゴウは皮の真下部分が一番おいしいと思う。
嫁からは「皮まで食べるのか?」と馬鹿にされるのだが
皮を食べたら悪いのか、まあ行儀作法として正しくはないと思うが
家の中で食べているのだから自分の好きなように食べさせてよ
スモモもブドウも皮ごと食べるし、、、、
子供の頃、スイカを食べていて、種を吐き出すのが面倒くさいので
種までガジガジ噛んで食べていたら、母親からすごく怒られたことを
なぜか思い出した、、、凹
マンゴウは全部食べてしまったので画像はない
代わりにトレードフェアの時のミニチュア・ヒヤシンス

2017年03月14日
みかん山の石垣

「みかんの花咲く丘」
みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船がとおく 霞んでる
去年の10月に続いて、熊本市西区河内まで行ってきた。
ここは「みかん山」で丘ではないけれど
「みかんの花」はまだどこにも咲いてないけど
私の脳内変換で白い花が咲き、ミツバチが飛び回っていた。
童謡の「みかんの花咲く丘」の世界そのまま光景が目の前に広がる。
遠くに見える有明海、視力が悪いので船が浮かんでいるかは見えないけど。
みかんの収穫はとっくに終わっている。
追熟中のみかんを食べてみて!と勧められ
「ごめんなさい。私の父の実家がミカン農家で子供の頃から
売り物にならない屑みかんばかり食べさせられていたので
正直、みかんは嫌いなんです。」とテレパシーで答えるのと裏腹に
みかんを手に取って、外果皮をむき、「じょうのう」ごと食べる
白いすじも取らない。
種もそのまま食う(かみつぶすと苦いけど)。
「じょうのう」ごとまるまる食べるのはテーブルマナー違反らしいな。
(知るかっ!そんなもん)
「食べ物を粗末しない」っていうのが祖父の教えだった。
だから食べられるものは粗末にせずに全部食うというスタイル。
河内のみかん山はその石垣も見事で美しい。
江戸時代に作られた石垣らしいが
今ではその石垣を組む技術もなくなってしまったという。
熊本城の石垣職人の作品か?
ロストテクノロジーというやつか。


やはりここのみかんもカミキリムシの被害にあっている。
地際部、胴まわりをネットで保護している樹はまだない。
2017年03月09日
葉付き不知火


不知火は長崎県南島原市にあった農林水産省果樹試験場口之津支場で
1972年に清見(きよみ)タンゴールと中野3号ポンカンを交配して育成された柑橘類。
熊本が生まれだと思っている人が多いけど長崎県生まれ。
それなのに何で不知火町が「不知火/デコポン発祥の地」なのか?わからん。
経緯は画像の「デコポン」像の碑文に書いてあるがそれを読んでも
よくわからない。まあ、熊本県がブランド化したのは間違いないのだけど
発祥の地は長崎だろ?
ちな、「デコポン」はJAの登録商標でJA以外は使えない。
生まれ故郷の果樹試験場口之津支場は独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
果樹研究所カンキツ研究口之津拠点と長~い名前に変えたがH27年に閉鎖されてしまった。
閉鎖される直前に行ったことがあるのだが温室にはレアな柑橘類がたくさんあって
閉鎖され廃棄されるなら取りに行くので譲って欲しかった。
分類学的には柑橘類に属さないのだけど、フィンガーライムの品種も数種あった。
で、画像の「葉付き不知火」、葉付きの状態で販売している。
不知火は収穫直後は酸味がきついので追熟させる必要がある。
葉付きで収穫し、葉がしおれた頃が「食べ時」。
葉は飾りではなくて、食べごろを教えてくれるインジケーターも兼ねている。
このアイデアを考え出した人を尊敬するね。
画像の果実はハウス栽培で果皮に全然汚れや傷がない。
葉のグリーンと果実のオレンジのコントラストが美しく、しかも糖度は15度以上。
露地栽培の不知火とハウス栽培の不知火を食べ比べてみたけど
ハウス栽培の方が酸味が弱く甘さを強く感じた。
私は糖度至上主義者じゃないからハウス栽培より糖度と酸味のバランスが
優れた露地ものの方が好きなんだけど、ハウス栽培の不知火の価格を知り
「うーん、やはりハウス栽培はおいしいですね~」と心にもないことを
言ってしまった。このへんが「あまのじゃく」なんだよな。
私は「露地もの」の方が好きです。味に関しては要は好みの問題じゃないですか?
とテレパシーで素直に周囲に発言していたからOK牧場。
2017年03月07日
施肥


久しぶりに植木屋さんの爺様のところに伺うと
イヌマキの木に施肥がされていた。
爺様にその配合を尋ねたのだけど、企業秘密ということで
教えてもらえなかった。
匂いや見た感じから、鶏糞、油粕(椿&なたね)、ピートモス、ニーム粕が
入っているのは間違いない。それら以外にも何か入っている感じ。
それらをどういう配合で混ぜて、どういうふうに熟成し、いつ、どう施肥するかが
肝なんだよな。
これは植木屋さんがする施肥なので果樹栽培に応用できる技術なのかは
不明だけど、こんなに木の近くに厚く施肥するなんて知らなかった。
地際部を中心に円形に土手を作って、その中にたっぷり施肥していて
みごとな形が美しい。
で、
今夜は鹿児島中央高校近くの「カリー学研究所」でスパイスチキンカレー
その横にはゼロワン
先日、アメトークでガラ携芸人特集を放映していたけど
私もかれこれ8年くらい同じモデルを使っている。
ゼロワンと同じようにロボットにトランスフォームするスマホがあったら
即買いするのだけどな。

2017年01月18日
田芋



タイモ(田芋)は、サトイモ科の植物で学名 Colocasia esculenta
浅い水を張った畑(水田)で栽培されるサトイモの一種。
トカラでは「ミズイモ(水芋)」とも呼ばれていた。
今が旬の根菜
以下、民宿ふじ荘のばあ様等との談話
・口之島コミュニティセンターの前に大きなガジュマルの木があって
その下に泉が湧いている。この泉はどんな日照りの時でも枯れることは
なくて、昔から住人を助けてくれた。
・昔はもっと大きな木が泉の上に生えていた。
・収穫したミズイモは泉の水で洗う。一部は長浜の名瀬青果市場に出荷、
一部は龍郷に出荷する。
・龍郷町で栽培しているミズイモの種イモは口之島産
・ミズイモは水のきれいな場所でしか栽培できない。
・しかし、ただ水がきれいなだけではNG。水がよどんでいたらNG。
つねにきれいな水が流れている状態でないとダメ。
ばあ様から「ミズイモを炊いたのがあるからお昼に食べにおいで!」と
誘われていたのだけど、フェリーの出発時間と重なっていたので
行けなかったのが本当に残念だった。
2016年11月21日
畜魂碑

久しぶりに加計呂麻島の友人に電話して安否確認。
つか、去年はミカンコミバエの関係で島から持ち出しが
できなかったアテモヤを送ってくれ!とお願いしておいた。
画像は瀬戸内町の畜魂碑
だれが建立したのかは不明
昔、この近くで仕事をしていた時、何か記念碑みたいなものがあるな、
とは思っていていたのだが、この碑の前を通る畜産関係者は必ず手を
合わせていたので気になり、よくよく碑を見ると「畜魂碑」とあった。
畜魂碑は食用になったヤギや豚、牛、鶏などの供養のために建立されたもの
島ではヤギやニワトリくらいなら自宅裏で解体していたと聞いたが実際に見たことはない。
奄美の知人も家で飼っていたヤギを中学校の卒業祝いに解体して
ヤギ汁にして振舞った、と言っていたが、これは昭和の話ではなく、平成の話
かくいう私の義理の母も鶏は自宅で解体していた。
2年前、次女の夏休みの自由研究の課題に「ニワトリの解体」を選んで
生きたニワトリが「鳥肉」になるまでの過程を記録したことがあった。
義理母は(暴れないように)ニワトリの両羽を片方ずつ足で踏んで押さえて
首の周囲の羽をむしったかと思うや否や、包丁でその首を切った、、、
首を切り落とすのではなく、首の頸動脈を切り、流れてきた血はどんぶりに
集めていた。
血抜きが肝心なのよ、とも言っていた。
その後、お湯につけながら羽をむしり、解体作業へ。
肛門から包丁を入れ
「ここが胃、心臓、肝臓。 胆のうは傷つけないように注意すること」などと
レクチャーを受けながら写真撮影
私は子供のころから動物が大好きで小学生の時にはニワトリ(名古屋コーチン)を
飼っていたこともあった。
もし、この場に小学生の頃の私がいたなら、
「今後、絶対に唐揚げを食わない!」と宣誓できるくらい壮絶な流血場面
大人になった私は相変わらず動物好きで、犬猫の死骸を見るのが嫌
昨日もツーリングしていると、車に轢かれたばかりの猫がころがっていた。
ああいうのって、そのまま放置しておくと、次々に車に轢かれて
ぼろ雑巾のような肉塊になってしまい、最終的にはカラスが食ってしまう。
かわいそうなので道路わきの草むらに穴掘って埋めて
畜魂碑ではないが、そのへんの石を乗せておいてあげた。

植木屋の爺さまとの会話(その5)
爺さまいわく「巨木には神様が宿る。」らしい。
キムジナーは琉球諸島で伝承される樹木の精霊
大木に宿る精霊をキーヌシーと呼ぶらしいのだが
奄美にも(別の呼び名で)樹木の精霊はいるのだろうか?
奄美空港の敷地内にはデイゴの巨木があったのだが
去年、奄美に行った時には伐採されて切り株になっていた。
上の画像がそれ、ひこばえは残って生きている。
当時なんでこんな写真を撮ったのか?自分でもわからない。
2016年10月31日
みかん


父親の実家のある、山口県豊北町まで行ってきた。
ちょうど秋祭りの日で漁港には大漁旗が沢山のぼっていた。
昔は旧暦に従って秋祭りの日が決められていたのだが
今は毎年11月の最終日曜日が秋祭り
小さい町なので屋台もタイ焼きとたこ焼きの2店しかない。
ここは漁港があり、イカ釣りやウニ、サザエ&アワビの海女漁などが
盛んな漁業の町だけど、町からちょっと離れた場所にある父の実家は
農家を営んでいる。
そのミカン山にミカンをもらいに行ってきた。
叔父のミカン山はよく言えば無農薬、悪く言えば半分放棄園みたいなミカン山なので
ミカンの木と木の間には蜘蛛の巣が沢山張っている。
ミカン狩りをする前に笹を取ってきて、まずこの蜘蛛の巣を取るところから始める。
無農薬なので虫が沢山いるのだが案外、鱗翅目の幼虫に食われた果実は少ない。
むしろサルやイノシシの被害の方が大きいと言っていた。
先週行ってきた熊本市のミカン山は低農薬園だったのがヨトウガらしき虫に
食われた果実や樹上で腐っていた果実が目立ったのと比べて、
ここではほとんど見なかった。
(アザミウマやカメムシの食痕被害果はあるけど)
コンテナに3箱くらい収穫して、それを手押し車に乗せて車まで運ぶ。
帰宅後はミカンを新聞紙の上に並べて追熟させる。
ポイントは風の動く場所、しかし空気があまり乾燥している場所は好ましくない。
空気がよどんでいる場所だとアオカビなどの貯蔵性病害にやられてしまう。
昔は納屋にムシロをひいた棚があって、そこにミカンを並べて追熟させていた。
