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2021年12月06日

オミクロン

新型コロナウイルスのことなど、何も書いていないのに
私の貧相なブログが検索ワード「オミクロン」でヒットしているので
何のことかと思ったら、以前、沖永良部島にある民家の壁画のことを
書いた、「オミクロン星からの使者」にヒットしているらしい。
下の画像がそれ




あの壁画のおじさん、元気にしているだろうか?
沖永良部島への御幸の際、あの壁画が消されてしまうだろう、
という噂があった。

その後、どうなっているものかと、Google Mapのストリートビューで
沖永良部島に行ってみたら、壁画は健在だった、、、と思ったら
日付をよく見ると、2013年12月とあった、、、凹
今(2021年12月)、どうなっているかは知らない

壁画の制作意図は不明だけど、心象風景を自分の中で
完結させるのではなく、多くの人に見てもらうため、
道路に面した外壁に描いている。

壁画は生き物ように少しづつ成長しているらしい。
というもの、島の人に聞いたら、なんか少しづつ増えて/描き加えて
いるらしいのだが、絵を描いているところを見た人はいないらしい。
道路を挟んだ反対側にも絵は浸食している。

私はこの絵からどことなく「クトゥルフ神話」の影響を感じるのだけど
おじさんはクトゥルフやラヴクラフトなんて知らないだろう。

描かれている事象に統一性のあるような、ないような
かつて、「神がかり」とか、「口寄せ」、「お筆先」とも呼ばれていた、
自分の意志とは無関係に何かに操られて描かれた作品のようにも見える

この作品は、見る人に「うわああぁ」という不思議感なり
神秘性、狂気、得体の知れない不気味さを感じさせる。
その点に、その作風に「クトゥルフ神話」を感じさせる。

絵を描いても誰からも興味を持たれない、何の反応もない
相手にもされない、無関心というのが表現者として
一番つらいのではなかろうか

  


Posted by XYZ郎 at 23:48Comments(0)沖永良部島

2020年03月07日

シトロンの果実

一応、このブログのジャンルは農業なので農業の話。
つか、植物の話
先週行ってきた、山口県下関市にある市営園芸センターの話。

下関市役所安岡支所が老朽化のため、建て替えるという計画が
あるらしく、園芸センターの敷地の半分が削減され、そこに
新しい支所が移転するらしい。
おそらくガラス温室側ではなく、果樹園が削られると思う。
そこの果樹園に柑橘類が結実しているのを観察できるのは
これが最後の機会になると思い、ツーリングがてらバイクで
行ってきた。



画像は果樹園にあった、シトロン(Citrus medica L.)の果実
シトロンとは、和名:丸仏手柑
ユダヤ教の三大祭りのひとつ、仮庵祭/スコット(Sukkot)では
ナツメヤシの葉/Lulav、(エトログ)シトロンの果実1個/Etrog 、
カワヤナギの枝2本/Arava 、銀梅花(ギンバイカ)の若枝2本/Hadas
を束にしたルーラブを持って東西南北に振り回すことで神が
全宇宙を支配していることを表した。という、以上、wikiからの受け売り。

まあ、正確にはユダヤ教の神事で使用されるシトロン(エトログ)と
画像のシトロンは品種が異なるし、そっちは厳格な戒律で
栽培され、形やサイズにも基準があるらしい。

以前、沖永良部島で仏手柑が栽培されていると聞き、
和泊町にある山下熱帯植物園のじい様に尋ねたことが
あったが、沖永良部の仏手柑はいわゆる手の形をした
仏手柑ではなくて、丸仏手柑とのこと。
https://xyz.amamin.jp/e475895.html

昔、長崎県南島原市口之津町にあった、
果樹研究所カンキツ研究口之津拠点にもシトロンが
植えられいるのを見た。
施設にあった沢山の樹は閉鎖後、どうなったのだろうか
一部は静岡県興津まで持っていったらしいが。
https://xyz.amamin.jp/e418422.html

シトロンはそのままでは酸味が強くて生食には適さない。
沖永良部では氷を入れたグラスに直に果汁を絞って、
その上からグラニュー糖を入れ、ソーダ水を注いで
飲んでいた。
あとは沖永良部名物、「仏手柑の砂糖漬け」



画像のシトロンはすす病にり病しているが、これは
無農薬で栽培している証拠なんだろう。
果皮の凸凹は、カンキツかいよう病ではない。

こぶミカンと同じく、もともと表面がでこぼこしている。
しかしサイズはレモンの3倍くらいのサイズ
香りはとても良い
私の語彙が乏しいので、この香りをどう表現すれば
伝わるか、すごく難しい。

北九州市立総合農事センターに比べ、ここは駐車場も無料
ガラス温室も無料(北九州市は有料駐車場だしガラス温室に
入るにも入場料を取られる。)
下関市園芸センターの加温されたガラス温室の内部には
珍しい熱帯植物だけではなく、内部に池があって、そこに
熱帯スイレンが植えられて一年中開花している。
サボテン専用温室も資料室(古い農機具が展示されている)
すべて無料。
ここの施設が半減されるのは本当に残念なのだが農家が
少なくなっている今では仕方のないことなんだろう。



  


Posted by XYZ郎 at 04:55植物沖永良部島

2016年02月05日

追悼 モーリス・ホワイト



「アース・ウインド・アンド・ファイアー」のリーダーのモーリス・ホワイトさんが3日、
亡くなりました。享年74歳でした。
安らかな死であったと願いたい。
モーリス・ホワイトさんの魂がバイストン・ウェルに導きがあらんことを願う。

ちな、バイストン・ウェルは人々の魂の安息の場所なの@アニメ『聖戦士ダンバイン』

変な死に方じゃなくて、本当に良かった。
大成したミュージシャンって、大抵薬物の過剰摂取とかで
死んじゃう人が多いじゃん。

今夜はYouTubeで「EW&F」を聞きまくり
いや、ちゃんとCDも買ってもっているよ、
けど、いちいちプレーヤーにかけるのが面倒臭い
YouTubeならエンドレスで流してくれるし、、、。

名瀬の「Music bar GOOD NEWS」でも今夜はEW&F特集だろうな
あ~行きたい。

で、
EW&Fの「太陽神」にあやかって
沖永良部島・知名町の壁画をアップ
一応、太陽神と描かれている。


  


Posted by XYZ郎 at 22:04沖永良部島

2014年01月26日

カルト



画像はカトリック浄水通教会のシャコ貝の聖水盤
先週、ここの元神父様が覚せい剤不法所持で
福岡県警に捕まった。

今日のミサで何か話があるかな?と思っていたが
そのことには何も触れずに終了。
なんでよ?

元神父様は健全な頃はピアノのとても上手な、ハンサムな人だった。
何かがきっかけで精神を病んでしまいダークサイドに
落ちてしまったと聞く。
つか、その前になんとかならなかったのか?
予兆とかあっただろうに。
救いの手を差し伸べる機会は何度もあっただろうに。
必ず更生してほしい。

で、
ミサの後、図書館に行って本を2冊借りてきた。
佐藤典雅著『ドアの向こうのカルト』
~九歳から三十五歳まで過ごしたエホバの証人の記録~



これが面白すぎて一気に半分まで読んでしまった。
去年からカルト教団、特にオウム真理教関連の元信者の手記を
中心に読んでいたのだけど、たまたまこの本のタイトルが目に
飛び込んできた。
図書館めぐりはこういった思いがけない本との出会いが
あるからやめられない。

沖永良部島、和泊町の町役場裏の細い裏道を
行ったところに水色の建物があった。
地元の人に聞いたら、それはエホバの証人の建物で
どこからが人が集まってきて、わずか1週間で建てた建物らしい。
真夏の、炎天下で老婆が二人、一心不乱に建物周囲の草取りを
していた。熱射病でぶっ倒れるじゃないかと不安だったが
その姿がすごく印象に残っていた。

まだ、この本は半分くらいしか読んでいないのだけど
終末思想(近いうちにハルマゲドンがやってくるって)だけで
炎天下に老婆に草取りさせる信仰心って何よ?
そんなことで人間を操ることができるものなのか?
と、不思議に思っていたのだけど、この本の中に
その答えを見つけられるかもしれない。

まあ、オウムにしろ、エホバにしろ、ハルマゲドンで
危機感をあおるやつはヤヴぃな。
  


Posted by XYZ郎 at 11:50沖永良部島

2012年04月29日

沖永良部島の壁画

今日はバイクのオイル交換
エンジン下に段ボールを敷いて、シュレッダーゴミを詰めた袋に廃オイルを
吸わせて、燃えるゴミの日に家庭ゴミと一緒に廃棄。

オイル&オイルクリーナーエレメントはヤフオクで、
ドレンボルトのワッシャーはニシムタで購入したヤツ

バイクを購入した沖縄のバイクショップのお父さん曰く
「ヤマハ車のエレメントは洗油で洗って汚れを落とせば、再利用できるよ」
と言っていたがどうなんだろ?
昔のバイクの、金網ストレーナーならOKのような気がするが、、、

で、
リクエストにお応えして、沖永良部島の壁画をカラーで再アップ
どっから見ても立派なモダンアートだよな
この画伯デザインのTシャツがフローラル知名で売っていたら絶対に買う!!











画像としては情報量の少ないモノクロの方がカラーより圧倒的に迫力があって、
妄想力を激しく刺激してくる



この壁画から、ちょっと先に行った場所にある、住吉簡易郵便局も
なかなかレトロで良い



  


Posted by XYZ郎 at 23:08沖永良部島

2011年11月26日

山下熱帯植物園



沖永良部島、和泊町にある山下熱帯植物園
御年94歳になられる山下爺様の植物コレクション&
山下文庫も素晴らしいが、爺様のお話がとても面白くて
私が沖永良部で一番好きな場所

先々週、遊びにいった時、山下文庫で爺様と小野真弓
の2ショットの写真を見つけて驚いたが、、、
(2008年頃に撮影したらしい)

夏に行ったときは植物園に実ったアセロラを食べさせて
くれたが私はなにより爺様と会話をするのが大好きで
爺様が戦後、沖永良部に引き上げてきて写真屋を経営
していた頃の話、米軍統治下の沖永良部のことなど
いろいろと話してくださった。

観光客がふらっと沖永良部島に行って、地元の爺様に
昔の沖永良部の話を聞けるチャンスなどなかなか無い
そういう点で私は沖永良部では山下熱帯植物園
行くとことを強くお勧めします!!

いつまでも爺様が大好きな植物に囲まれて元気に過ごせることを
切に願っております

植物園の後は近所の食堂(名前忘れた)で「宮古そば」
これもはずせない。



  


Posted by XYZ郎 at 05:16沖永良部島

2011年11月15日

Feel or die

第三者に感じさせるか、否か
それが芸術と自己満足の境界のような気がする。

沖永良部島知名町にある壁画に私は痺れてしまった
作者の意図はまったく不明だがビンビンに電波を感じる
極私的No.1の作品

グラフティとは全く異なる画風
変色したペイントの上には苔が生している
過去、何十年にも渡って描きつづけられて作品だと分かる

アレックス・プロヤス監督の映画『ダークシティ』を
思い出させる渦巻模様

カート・ウィマー監督の映画『リベリオン』に
出てくるテトラグラマトン党のマーク

シベリア・バイカル湖の古代壁画にも似ている
この壁画の作者は神話の世界に生きているね
H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話の世界がそこにあった






ブログに載せてよいものか迷ったけど、
道路に面した壁一面に思いっきり描かれているので
作者は多くの人にこの絵を感じてもらいたいのだろう。

てか、道路をまたいで反対側のコンクリートにも作者の
メッセージが残ってる。




  


Posted by XYZ郎 at 23:25沖永良部島