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2021年06月27日

竹ノ子島で化石観察

大潮の日、下関市彦島の、まだ先にある竹ノ子島まで
化石観察に行ってきた。
ここは洪積世第三期(今は更新世というらしいが)の
貝化石を含む岩盤が海岸線に露出していて、大潮の
干潮時でないと観察できない。

いや、見るだけなら干潮時でなくてもできるが
波に洗われて全身ずぶ濡れになる。
ビーチコーミングをしながら波に浸食された地層から
抜け落ちたノジュールやきれいな貝の形を残したままの
(小石の状態の)化石を拾うには干潮時でなければ難しい。

私が子供の頃には、岩盤にクジラの骨の大きな化石が
露出していた箇所があったのだが、波で浸食されたか、
姿を消していた。

生痕化石(大昔の動物が生きていた跡の化石)の袋状の
部分をかち割ると、アナシャコやカニの化石が出てくることが
あるが、そんなことをしてしまうと後から観察に来た人が
ツララのような、というか、鍾乳石のように美しく
垂れ下がった生痕化石を観察することができなくなる。

波に浸食されて生痕化石が美しく露出するまで
何十年、軟百年という時間を必要としたか?
それを想像すると安易にハンマーで化石を掘ることは
出来なくなった。
これは後世の人たちに残すべき文化財と思う。

で、久しぶりに竹ノ子島に来たのだが前回来た時に
見つけた石臼が同じ場所にまだ落ちていた。
これを持って帰って売れば、1万円くらいには
なるだろうが、おっさんが担いで持ち帰るのは
体力的に厳しい。

臼の台座の部分はコンクリート製なのだが
潮風にさらされ、波に洗われても案外壊れず(浸食されず)
残っているのものだと、感心した。

竹ノ子島で化石観察


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Posted by XYZ郎 at 07:14 │化石

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