2020年07月05日
潮干狩り~シャミセンガイ
昨日は大潮だったので嫁と潮干狩りに行ってきた。
いつもは30分くらい真面目に掘ったら、あとはビーチコーミングや
カブトガニの幼生を探したりして遊んでいたのだが
おそらく今日が(これから暑くなるし、貝毒の心配もでてくるので)
今年最後の潮干狩りなると思い、まじめに掘った。

場所はいつもの曽根干潟の近くの海浜公園
本当は曽根干潟で潮干狩りをやりつつ、カブトガニの幼生などを
探したいのだけど、そこは軟泥エリアが多くて、入ると汚泥に
足を取られて歩けなくなる。
干潟は前日の大雨で大量の土砂(細かい泥)が流入したようで
貝の穴が分かりにくいが所々にエイが貝を探した跡(丸い窪み)が
残っていたので貝はまだいるみたい。一方、それと去年までは
なんとか姿を留めていたアマモ場が完全に消失していて落ち込む
で、いつものように掘っていたら、マテガイの穴と思っていた場所から
シャミセンガイが出てきた!!
生きた化石と呼ばれるシャミセンガイ!!
貝から伸びるピンク色のひものようなものは足ではなく肉茎と
呼ばれる。
この肉茎で泥の中に体を固定し、海中のデトライタスを
(海水を)濾過捕食しているのだが、そのために干潟に開いた穴が
マテガイの穴にそっくりだった。


(マテガイとの比較)
笠利町の手花部干潟にも生息していると聞いたが奄美在住時代には
実物を見たことはなかったミドリシャミセンガイ(Lingula anatina)の生体。
貝と名がつくがあるが軟体類ではなく、腕足動物門舌殻亜門舌殻綱
シャミセンガイ目シャミセンガイ科に属していて、wikiによると
日本での分布は有明海,八代海,奄美大島の笠利湾などに限られる、と
書かれているのだが、まさか北九州にも分布していたなんて知らなかった。
つか、曽根干潟に(同じく生きた化石の)カブトガニがいるくらいだから
シャミセンガイがいたとしても不思議ではない。
食用にはなると聞いているが、奄美市では「希少野生動物」に
指定されているので、写真を撮った後は逃がしてあげた。
下の画像はフィリピン・マニラの魚屋さんの店先に
洗面器に山盛りになって売られていた。
でもこれはオオシャミセンガイ(Lingula adamsi )


いつもは30分くらい真面目に掘ったら、あとはビーチコーミングや
カブトガニの幼生を探したりして遊んでいたのだが
おそらく今日が(これから暑くなるし、貝毒の心配もでてくるので)
今年最後の潮干狩りなると思い、まじめに掘った。

場所はいつもの曽根干潟の近くの海浜公園
本当は曽根干潟で潮干狩りをやりつつ、カブトガニの幼生などを
探したいのだけど、そこは軟泥エリアが多くて、入ると汚泥に
足を取られて歩けなくなる。
干潟は前日の大雨で大量の土砂(細かい泥)が流入したようで
貝の穴が分かりにくいが所々にエイが貝を探した跡(丸い窪み)が
残っていたので貝はまだいるみたい。一方、それと去年までは
なんとか姿を留めていたアマモ場が完全に消失していて落ち込む
で、いつものように掘っていたら、マテガイの穴と思っていた場所から
シャミセンガイが出てきた!!
生きた化石と呼ばれるシャミセンガイ!!
貝から伸びるピンク色のひものようなものは足ではなく肉茎と
呼ばれる。
この肉茎で泥の中に体を固定し、海中のデトライタスを
(海水を)濾過捕食しているのだが、そのために干潟に開いた穴が
マテガイの穴にそっくりだった。


(マテガイとの比較)
笠利町の手花部干潟にも生息していると聞いたが奄美在住時代には
実物を見たことはなかったミドリシャミセンガイ(Lingula anatina)の生体。
貝と名がつくがあるが軟体類ではなく、腕足動物門舌殻亜門舌殻綱
シャミセンガイ目シャミセンガイ科に属していて、wikiによると
日本での分布は有明海,八代海,奄美大島の笠利湾などに限られる、と
書かれているのだが、まさか北九州にも分布していたなんて知らなかった。
つか、曽根干潟に(同じく生きた化石の)カブトガニがいるくらいだから
シャミセンガイがいたとしても不思議ではない。
食用にはなると聞いているが、奄美市では「希少野生動物」に
指定されているので、写真を撮った後は逃がしてあげた。
下の画像はフィリピン・マニラの魚屋さんの店先に
洗面器に山盛りになって売られていた。
でもこれはオオシャミセンガイ(Lingula adamsi )


Posted by XYZ郎 at 06:07
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