2012年07月29日
ベトナム(その2)



今回の旅の相棒は名車ホンダ・カブ
外観はボロいがエンジンは72ccにボアアップ&キャブレターは正体不明の
台湾製のキャブをエアクリボックス取っ払って直付け(パワーフィルター仕様)
氷を運ぶ仕事車だったため、リアに大型のキャリアが付けられていて、
ブレーキ(ハブ)もサスも交換
ノーマルな部分はフレーム、スイングアームと電装系くらいだった。
始動はキックのみ、セルなんて付いていない。
つか、バッテリーも積んでいない。まるでXR250R(ME06)、コンペ車かよ。
エキパイが腐食して穴が開いていて、そこから排ガスがもれてくる以外
完璧なマシン。
チェーンカバーもレッグシールドも取っ払って軽量化
まさに走るために生まれてきたバイク!!
バイクがステータスシンボルと化しているベトナムではこんなオンボロ車は
間違いなく最下層に位置しているのだが、そんなのは旅行者の私には
関係ない。
オフ車用のヘルメットをかぶり、全盛期のケビン・シュワンツを彷彿させる
テールトゥノーズでベトナムのバイクについていく
つか、
下手に車間距離を開けていると、そこに他のバイクが突っ込んでくるので
あぶない
テールトゥノーズがここベトナムでは基本
カブだけではなくベスパにも乗せてもらった
ベスパに乗って、ベスパ専門店を訪問
写真を撮りまくる


昔、バックパッカーをやっていた頃に訪れた1990年代のベトナムでは
ベスパなんて、屑鉄みたいなのが1台20ドルくらいで売っていたのだけど
今ではめぼしい車両はほとんど海外に輸出されてしまった。
仏製ベスパは価格が馬鹿みたいに高くなっていたし、
ランブレッタはここには2台しか置いていなかった。
旧ロシア製のバイク、ミンクスを探していたのだけど、これも滞在中には
見つけることができなかった。
ハノイに行けば、まだあるらしい。
そんな中、仏製のモペッド・バイク、モビレットはまだ生き残っていた。
ホーチミン市内の、バイクのスピードは30~40キロくらいで流れて
いるから、こんなクラシックバイクでも問題ない。
上の水色のはむさくるしいオッサンがオーナー
下の茶色のはおしゃれな女の子が乗っていた。


映画『アメリ』が公開された直後、日本でもモペッド・バイクが一時
流行したが、あの頃、よく見かけたトモスなんて、今はどうなっているのだろうか?
奄美にもオランダ製トモスで走っている人を知っているが
公道では走るバイロン状態で、運転は命がけだった。
Posted by XYZ郎 at 23:58
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