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2022年08月13日

シナサルナシ(その2)

シナサルナシ(その2)
シナサルナシ(その2)

今朝、市場に行くと、またシナサルナシ(Actinidia chinensis)を
売っていたので買って帰った。
画像の小さくて緑色の果物がそれ。
孫悟空の横も同じシナサルナシなのだが品種が違う。
(品種が違うので大きさも果肉の色も違う)
が、品種名は知らない。
店頭に並んでいるのを見た時、最初はピクルス用の小さいキュウリを
売っているのかと思った。

小さいシナサルナシは、最近ミニキウイフルーツという名で都市部
のスーパーなどで販売していることもあるらしいのだが、果皮が
薄く傷つきやすいので日持ちせず、流通が難しいみたい。
果皮が薄いので(皮をむかずに)そのまま食する。

日持ちしない果物といえば、母方の祖母が栽培していたイチジクもそうだった。
今、市場に流通している主流の(緑色で口の開かない)品種と違い、
緑に紫色が入った薄い果皮のローカル品種で果実も大型だけど
熟すると裂果してすぐ痛む。特に雨にあたると一発で痛む。
それに口が大きく開くので、そこから匂いにつれられてショウジョウバエ、
アリやカナブン(甲虫)もよく入る。無農薬だし。
(令和ならそんなの出荷したら「虫が入っていた」でクレームがくる)

祖母は朝市でその日に採れたイチジクのみを売っていた。
売れ残ったイチジクや収穫のタイミングが合わず口が開きすぎた
イチジクは私たちが食べるか、ジャムに加工していた。
果物はよく腐る寸前のものがうまい、とか言う人がいるけど
あれは腐る寸前というのではなく、過熟した果実を指している。
イチジクも熟して口がパカッとMAXに開いた果実は本当においしい。
今でも一番好きな果物はイチジク!

一方、父親の実家もミカン農家で市場に出せない低品質のミカンは
家族で消費していた。
その影響で私の好きなミカンは、浮皮で皮の剥きやすくなったものとか、
水分が抜けて少し果肉がスポンジ状になったミカン、通常は市場に
流通しない低品質のミカンを好むようになった。
浮皮のミカンが「おいしい」か?と聞かれれば、返答に窮する。
水分が少し抜けて果肉がスポンジ状になり、砂じょうが舌の上で
パラパラとほぐれる、ミカンの食感が好きなんだよ。
「食べ物のし好は、性癖のようなもの」としか言えない。

食欲と性欲はリンクしている



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Posted by XYZ郎 at 20:48│Comments(0)農業
 
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